結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈られる金銭であり、本来贈られていた着物地や帯地に代わるものである。「御帯料」「小袖料」「帯地料」などと呼ばれる。結婚情報誌などでは新郎の給料の2ヶ月分ないし3ヶ月分が目安だとされるが、明確な規定や標準金額は存在しない。
新婦側は、結納金の1割から5割(関東では5割、関西では1割が多い)にあたる金品を、結納返しとして新郎側へ贈る。着物地に対して袴地を贈ったことから、「御袴料」(おんはかまりょう)、「袴地料」とも呼ばれる。
関西では結納返しの金額が少ないので、それをあらかじめ見込んでおいて、新郎側の出す金額も、関東よりは少なめになる。